iPhoneの時計が外部から時刻を取得しているのか、相変わらずMacの時計と同期しているだけなのか実験してみた。
■まずは、Macの時計をわざと数分以上狂わせてiPhoneと同期し、iPhoneの時計を狂った状態にして放置してみる。外部からなんらかの時刻情報を取得しているなら勝手に時間が合うはずだ。
■なぜiPhoneの時計を狂わすのにMacと同期する必要があるかといえば、手動で時計を狂わせても「自動設定」をオンに戻すと手動で狂わせる前の状態に復帰しちゃうから。この動作を見ると、NTPが効いてる!? と思っちゃうんだけど、実は「自動設定」をオフにする前の情報を憶えてるだけらしい。実際、iOS4以前だとこの実験やると実際の時刻ではなく、誤った時間に復帰する。
■あ、わざわざ放置しなくても手動で時計を狂わせてから「自動設定」をオンにし直せば良いのか。「自動設定」をオンしたときに、Macと同期させた(誤った)時刻に戻るか、あるいは正確な時刻になるかで判断できる。
■では、早速iPhoneの時計を狂わせてみるか。まずはMacの「日付と時刻を自動的に設定」をオフに。とりあえず時計を3分戻してみる。そしてiPhoneを接続して同期。
■あれ? iPhoneのステータスバーの時計に変化がない。一度スリープにしてみても変化なし。Mac側の時計を20分とか1時間狂わせて同期し直してもやっぱり同じ。
■もしや、iOS5にアップデートするとMacと同期しなくなるのか?
■いや、もしかすると「同期しない」のではなく、外部からの時刻信号ですぐに修正されちゃってるのかも。だとすれば、どっからか時刻情報とってるよね。
Macと同期しないとすれば、この10日ばかりiPhoneの時計が誤差1秒以内をキープしてることから間違いなく外部から時刻情報を取得してるし、Macと同期するとしても、すぐに修正されちゃってるぽいのでやっぱり外部から時刻情報を取得してるはず。
■いずれにしろ、iOS5iPhoneは「何らかの時刻情報を取得してる」ってのが結論。どこから取得してるのかは不明だけど。